ハルナ

new album

[Hometown]

2022年7月6日 Release!

ギタリストの佐橋佳幸のプロデュースにより、待望のハルナ初のアルバムが発売決定!

ギターにこのアルバムのプロデューサーである佐橋佳幸、 キーボードに柴田俊文、コーラスに三谷泰弘、ENAの4名が参加。 この4名は山下達郎ツアーバンドメンバーとして活躍している。 そしてこのアルバムのレコーディングメンバーとして ドラムに坂田学、ベースに鹿島達也、 バンジョー&フィドルに有田純弘が参加。 「太陽の背中」「風の吹く方へ」では 山下達郎がコーラスに参加しており、 さらにHidden Trackとして、 シュガーベイブのカバー曲 「いつも通り〜雨は手のひらにいっぱい (ブルースアレイジャパンLIVE)」ライヴ音源による メドレー曲が収録されたスペシャルアルバム。

RELEASE

TRJC-1123 ¥3,000(税込)

Track list

収録楽曲

01. 太陽の背中

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

02. 旧型コンバーチブル

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

03. You’ll Never Know

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

04. ロングアイランド鉄道

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

05. ボクとアナタのスウィートホーム

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

06. ゆうのそら

作詞:ENA☆ 作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

07. Mama Knows You

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

08. 風の吹く方へ

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

09. ホームタウン

作詞作曲:ハルナ 編曲:佐橋佳幸

Hidden Track. いつも通り~雨は手のひらにいっぱい(BAJライブ)

「いつも通り」作詞作曲:大貫妙子 編曲:佐橋佳幸

「雨は手のひらにいっぱい」  作詞作曲:山下達郎 編曲:佐橋佳幸

New Albumから2曲のみ先行配信
6月20日(月)深夜24時解禁!

ハルナアルバム「Hometown」
楽曲解説

「あなたキャロルキングみたいな曲書くね」
はじめて達郎さんに自分で作った拙いデモを聴いていただいた際に言われた言葉です。これを聞いたとき、「ああ私はそのままでよかったんだ」と思ったと同時に、長らく胸の底にあった音楽的挫折感や劣等感が癒されたような気がしました。 16歳の頃から作詞作曲をし、自分のバンドで歌うことが中心だった日常から、やがて数えきれない出会いを通して素晴らしい音楽家の皆さんのバックグラウンドボーカルをさせていただく日常へと移り変わっていきました。いつしか私の楽譜には埃が被り、ずっと引き出しの奥へ。
「ハルちゃんのTapestryにすればいいんだよ」と、このアルバムのプロデューサーである佐橋佳幸さんが、ある時、言ってくださったことで止まっていた時計が再び動き出しました。 今の私の歌はどんなものなのか、変わらずにあったものはなんだったのか、それを知る旅をする機会を与えてくださった達郎さん、佐橋さん、柴田さん、そして達郎さんバンドメンバーの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

Track 01. 太陽の背中

初めて歌詞から書いた曲。山下達郎さんのバンドに加入して間もない頃、「僕らの夏の夢」を何度もツアーで演奏していた際に「太陽の行方を向日葵が追いかける」というフレーズから、これまでたくさんのシンガーの皆さんの背中をバックグラウンドボーカルの立ち位置から見てきた景色が想起され、会場の全ての観客の視線が舞台の中心に立つたった一人のひとを追いかけている様と重なり、まるで太陽を追いかけるたくさんの向日葵が風に波打つように見えたことから発想した曲。私はこの立ち位置から本当にたくさんのことを学ばせていただきました。これまでサポートさせていただいた素晴らしい音楽家の皆さんへのオマージュでもあります。

Track 02. 旧型コンバーチブル

コロナ禍にはいってから書いた曲。自分がこの人生で「人がひとところに会せない時代」を経験することになるなど想像すらしていませんでした。私が出来ることなど何一つなく、また、私に出来るだろうことは人が集まらなければ出来ないことしか無かった。そして全ての外的な要素を度外視した時に本当に自分にできることとは一体何なんだろうと自問自答していた時に生まれた曲です。

Track 03. You’ll Never Know

2018年に書いた曲。ふと朝目が覚めるとしとしとと雨が降っていて寝室の天窓に落ちる音がワルツのように聴こえたのでそれに合わせてピアノを弾いていたところから出来た曲です。柴田さんの美しいピアノで一層素敵な景色にしていただきました。

Track 04. ロングアイランド鉄道

22歳の時、約1年ほどアメリカのニューヨークに留学しており、ホームステイしていたロングアイランドのポートワシントンからマンハッタンのペンステーションにある語学学校まで 毎日小一時間ほどロングアイランド鉄道で通っていた時の情景が深く胸に残っていて、音にするならカントリーフレーバーのあるものにしたいという思いから初めて真剣に(笑)ギターで書いた曲。いつか自分の曲にフィドルをいれたいと思っていた夢を佐橋佳幸さんが素晴らしいアレンジと共に有田純弘さんをお迎えして叶えてくださいました。

Track 05. ボクとアナタのスウィートホーム

26歳の時に書いた曲。当時、The Gadd Gangのアルバムにハマっていて、バリトンサックスを鳴らすシャッフルのブルースを書きたいと思って作った曲。自主制作で300枚ほど作ったミニアルバムに収録していたものなのですが今回のアルバムを作るにあたってプロデューサーの佐橋さんから 「ハルちゃん、この歌詞、関西弁にしてみない?」とのご提案があり、元は標準語だったものを書き換えました。Rickie Lee Jonesみたいなとびきりかっこいいアレンジなのに大阪弁で歌うギャップがすごくて心の中でニヤニヤしてしまいます。

Track 06. ゆうのそら

2016年に今度こそ絶対にフルアルバムを作るぞと一念発起して曲作りを再開した際に「ホームタウン」「ゆうのそら」「太陽の背中」の原曲を3曲同時に作った際に生まれたもの。当初、日本語の歌詞を書くことにまだまだ自信と技術が足りなくて語感を先に作っておこうとデモは英詞にしていたのですが、2019年に佐橋佳幸さんがプロデュースされた花澤香菜さんの「ココベース」というアルバムに収録していただけることになり、山下達郎さんのツアーで共にバックグラウンドボーカルを担当しているENAちゃんが原曲の質感を大事にした素敵な歌詞を書いてくださいました。皆さんのおかげでたくさんの輝きを加えていただいた大事な曲です。

Track 07. Mama Knows You

2017年頃に書いた曲。昔から曲を書くとなると必ずなぞってしまうピアノの指の運びで作った曲。自分の中にある元々の流れに逆らわないものを飾らずにこのアルバムに一曲は入れたいと思っていました。子が小学校に上がった頃に書いたので歌詞も当時のシーンが浮かぶようなものに。ENAちゃんとのコーラスワークが楽しかった。

Track 08. 風の吹く方へ

大事なことは大抵目に見えないことだったり、子供の頃から変わらずにある精神世界みたいなものを歌詞にしてみたいと思って書いた曲。このアルバムを作る為に暗中模索していた頃、過去の作品を遡るたびにこれまで多くの出会いと経験にどれだけ救われてきたのかということにたびたび気づかされました。時に自分の心の声が聞こえなくなったり無力感にうちひしがれるようなことがあってもそういったこれまでの大切な出会いを忘れないで生きていきたいと。そしてやっぱり心は全て知っていることも。

Track 09. ホームタウン

「Mama Knows You」と共に私の根底にある作風のひとつ。40年来の幼馴染たちと過ごした地元の景色を歌詞にしました。あの町で培ったものがいまでも私を支えてくれています。

Hidden Track 「いつも通り〜雨は手のひらにいっぱい」

19歳から27歳まで活動していたバンドメンバーの間で当時はっぴいえんどとSUGAR BABEのアルバムをよく聴いていて、 日本語のオリジナル曲を作る際のお手本にしていました。まさか自分が達郎さんのバンドに40代間近になって加入するなどと思いもよらなかったのですがカバーさせていただけるならルーツのひとつであるSUGAR BABEの楽曲にしようと思っていました。こんな形で収録させていただけるなんて夢のようです。